2021年度報告書「いきもの歳時記」をまとめました。
いきものマップ(2019年度)、いきもの図鑑(2020年度)に続き、
2021年度はいきもの歳時記をとりまとめました。
桜の咲くころ飛び始めるモンシロチョウ、
秋になるとハギに群がるウラナミシジミ、
春から秋までずっと水辺で見かけるシオカラトンボ、
秋になると水辺に現れるアカトンボ類、
木枯らしが吹き、チョウやトンボが去るとやってくる冬鳥、・・・。
生き物たちは、空間(生息環境)だけでなく、時間(季節)の上でもすみわけをしているようです。
白鳥庭園の一角では、
チョウの食草・蜜源に配慮した和風バタフライガーデンづくりの実験も始めました。
チョウは、季節をまたぐ蜜源のリレーによって支えられています。
期待通りチョウは来るだろうか? ドキドキでした。
蜜源のノアザミやフジバカマの効果は絶大で、幾種類ものチョウが吸蜜に訪れました。
一方で、効果の見えにくい食草・蜜源もありました。
ミカンの葉に産みつけられた卵がアオムシになると…全て鳥に食べられてしまう!という現実もありました。
季節とチョウの関係、他の生き物とチョウの関係…、見える世界が少しづつ広がってきました。
こうした経験を踏まえ、来年度に向けた提案も行いました。
2021報告書「いきもの歳時記」は、
下記でご覧いただけます。
→→ 「報告書アーカイブ」
2021報告書のほか、
下記の記事も新規収録しました。 あわせてご覧ください。
◆日本庭園のページ
白鳥庭園・徳川園の四季(いきもの歳時記)
◆チョウのページ
提 案
・白鳥庭園(蝶の庭、蝶の里、蝶の回廊)
・徳 川園(徳川園の特徴・潜在力を生かしたチョウの見える化)
◆トンボのページ
提 案
・白鳥庭園(改善2017-21)
・徳川園(渓流中溜りのトンボ相多様化)
◆野鳥のページ
陸鳥・水鳥の観察記録
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